開発こぼれ話

旋盤「LEO-80A型」を導入しました

2022年8月4日

佐野機工ホームページをご覧くださり、ありがとうございます!

こちらの「開発こぼれ話」はその名の通り、佐野機工のものづくりに対する取り組みや
開発の様子など、製品ページだけでは伝えきれないウラ話をご紹介してまいります!

 

本日は新たに導入した、旋盤「LEO-80A型(ワシノ)」をご紹介します。

佐野機工では元々旋盤を用いた切削加工を多く請け負って参りましたが、
先代の機械に代わり、この度「LEO-80A型」を導入致しました。

leo-80a

旋盤加工を教える技術学校でも導入されるような「ベストセラー」の旋盤加工機だそうです。

先代の旋盤に比べ、加工安定性や精度が向上したとのことで、
早速  加工例としてお客様にお見せできるサンプルを製作して貰いました!

それがこちら↓

旋盤加工と一口に言っても、色々な加工がなされています。

こちらのサンプルには、

・テーパー加工(R加工)
・ローレット加工
・ねじ切り加工(3種)
・偏心加工

と、複数の加工が施されています。

 

 

まずは 1.「ローレット加工」
この模様も旋盤で加工しています。
滑り止めになるので、力を加えるところに使われます。

ローレット加工箇所

 

2.「傾斜・丸み」
徐々に直径を変えることで、傾斜や丸みをつけることができます。テーパー加工・R加工と言われます。
ボトルネックのような形状も加工できます。

テーパー加工・R加工

 

3.「ねじ切り加工」
一言にねじ切りと言っても色々な種類があります。
ねじを締める際、画像左側は右側より早く締めることができます。ねじ山がつぶれやすいデメリットがありますが、数回くるくる回すだけで締められます。用途によってご相談ください。

ねじ切り加工 一条ねじ・二条ねじの比較

 

4.「ねじ切り(2)」
ねじ山をつぶしたくない場合はこのねじ切りです!
3. のねじ切りの画像と見比べてください。

角ねじ加工

 

こんなこともできます!
5.「偏心加工」
画像の矢印の部分、幅が違うの分かりますか?
ある一か所でピタッとはまるように作られています。

旋盤 偏心加工

とっても技術盛りだくさんなため、せっかくなので動画にまとめてみました。
ぜひご覧ください!

 

 
そのほか保有している設備の一覧は、こちらをご覧ください。