COLUMN
2026.07.20

いま、不審者があなたの目の前に現れたら――
通報から警察が到着するまでの約10分をどうやって乗り切るか。
リアルにイメージしたことはありますか?
今回は不審者対応の基本についてお話ししたいと思います。ぜひご一読ください。
不審者対応で最も優先すべきことは、自身や周囲の安全を守りながら避難することです。
安全に避難できる状況であれば無理に対応する必要はありません。
避難が難しい場合でも、不審者と安全な距離をとることができる状態であれば、自ら近づいて取り押さえたりせずに、警察の到着までの時間を稼ぎます。安全な距離をとる際に、さすまたのように長さのある防犯製品を手に持つと、一定の距離を保つにあたり有効です。
防犯製品を手にすると、
「自ら不審者に向かっていかなければならない」
「不審者を倒さなければいけない」
などと思い込みがちですが、決してそんなことはありません。
防犯製品で不審者を取り押さえるのは最終手段です。
まずは、距離をとるための道具としてご使用ください。

さすまたで不審者と距離をとるイメージ
不審者1人に対し、1人で対応することは非常に危険です。
不審者対応のプロである警察官でも、2人以上で対応することが基本です。
一般人の私たちであれば、不審者1人に対して対応者が3人以上になるように複数人での対応が必須です。
前述のように不審者と安全な距離をとった状態で警察の到着を待つ場合でも、複数人でさすまたなどの防犯製品を手に持ち、不審者を囲むようにして時間を稼ぎます。
不審者の急な行動に対応できるよう、一定の距離を保ちながらもすぐ動けるように注意が必要です。

複数人で不審者を取り囲むイメージ
「不審者と安全な距離をとることができない」
「自身や周囲に危険がおよぶ」
など、どうしても不審者対応が必要な状況の場合には、迷わず防犯製品を使用します。
ただし、凶器を持った不審者を「1人」で「さすまた1本」だけで取り押さえようとするのはあまりに無謀です。また、複数人であっても 「さすまただけ」での対応は難易度が高く危険です。
従来のU字型さすまたは特性を十分に理解したうえで訓練を重ね、正しく使用することができれば頼もしい存在です。しかし、さすまたの取り扱いには腕力や技術が必要で、不審者と対応者に体格・体力の差がある場合には対応者側が危険にさらされるリスクが高くなります。
私たち佐野機工では、従来のU字型さすまたの弱点を克服し、より安全な不審者対応を実現するために警察と共同開発しました。
佐野機工の防犯製品は、腕力や技術ではなく製品の機能により不審者の動きを制限することで、一瞬の隙をつくります。
そしてその隙に、安全に避難するあるいは複数人で取り押さえることを目的としています。
すでにお持ちの従来のU字型さすまたも無駄にすることなく、組み合せてご使用いただくことが可能です。
できるかぎり安全に不審者対応を行うために、従来のU字型さすまただけでなく、「ケルベロス SC17」や「不動 SF7」や「弁慶 SB224」など複数の防犯製品を組み合わせて、不審者1人に対し複数人で対応することが重要です。

ケルベロス SC17、さすまた SM445、不動 SF7、弁慶 SB224を組み合せた不審者対応のイメージ
お時間がありましたらこちらのコラムもご一読ください。
従来のU字型さすまたの弱点や、佐野機工の防犯開発に対する考えなどをまとめています。