COLUMN
2026.10.21

昨今、学校では外部からの不審者の侵入による事件のほか、来訪者とのトラブル事例が増加しています。
学校の防犯対策としては、不審者の侵入を防ぐための設備整備に加え、緊急時にそなえ適切な防犯製品の配備導入、さらに有事に役立つ不審者対応訓練の実施、すべてを万全に準備することが必要です。
ですが、学校の現場からは、
「どのような防犯製品を選べばいいのか?」
「一般的なさすまた(刺股)だけで大丈夫だろうか?」
「限られた予算で、どうやって準備すればいいのだろう?」
といったお悩みの声が数多く寄せられます。
万が一の事態を想定し、子どもや教職員たちの命を守るために最適な防犯製品を選ぶことは簡単ではありません。
実際、学校に適した防犯製品は、施設の構造、使用する人、既存の備品などによって異なります。
「学校なら、この防犯製品を準備すれば大丈夫」という万能な防犯製品は残念ながらありません。
私たち佐野機工では、学校の防犯対策として「ケルベロス SC17」、「不動 SF7」、「弁慶 SB224」などの防犯製品を警察と開発・製造し、日本全国の学校に防犯製品の導入実績がありますが、小学校や中学校、大学など、学校の種類によって導入される防犯製品に違いがあります。
こちらの記事では、学校での導入傾向をもとに、各製品の特徴や選びかた、導入後の講習・訓練まで含めた防犯対策についてご紹介します。
学校の防犯製品を選ぶ際は、製品の特徴だけでなく、実際に使用する場面を想定することが大切です。
例えば、大学には広い講義室やオープンスペースなどがあり、常駐する警備職員による使用が想定される場合もあります。一方で、小学校・中学校では、教室や廊下など限られたスペースで教職員が対応する場面が主に想定されます。
また、小学校・中学校では、従来のU字型さすまたをすでに多数配備している学校も多く、「既存のさすまたを活用しながら、新たな防犯製品を追加したい」といったご要望も少なくありません。
こうした違いを踏まえると、学校の防犯対策では、次のような点を整理して製品を選ぶことが重要です。
私たち佐野機工では、こうした条件を踏まえ、施設ごとの防犯課題に応じた製品とさらに有効な組み合わせをご提案しています。

実際に想定する場面を考えてみましょう
佐野機工の納入実績では、小学校・中学校において、「不動 SF7」と「弁慶 SB224」を組み合わせて導入いただくケースが非常に多くみられます。
その背景には、ロッカーや机のある教室や、スペースが限られた廊下での不審者対応に加え、年齢や性別、体格などが異なるさまざまな教職員が防犯製品を使用することの想定があります。
また、すでに一般的なU字型さすまたを多数配備している学校では、既存のさすまたも無駄にすることなく、新しい防犯製品と連携して有効活用できる方法を模索されているケースが多くあります。
重要なのは、製品を単独で考えるのではなく、それぞれの特徴を理解し、学校の施設や運用に合った組み合わせを検討することです。

不審者の体勢を崩す
不動 SF7は、ケルベロス SC17と共通の拘束機能を持ちながら小型化した形状で、手足の拘束に特化した防犯製品です。
不審者との距離を保ちながら体勢を崩し、動きを制限する仕様が特徴です。
さまざまな場所での対応が想定される小学校・中学校では、使用する場所や職員の構成、既存のさすまたとの組み合わせなどを踏まえ、最も多く導入されています。

不審者に隙をつくる
弁慶 SB224は、特殊なヘッド形状により、直感的な操作で不審者に隙をつくることができます。
自立するため、必要な場所に配置しやすいのも特徴。約950gと軽量かつ小型で、緊急時には手に持って走ることも容易です。
また、外観に威圧感がなく、日常に馴染む形で防犯製品を備えたい場合にも適していて、不動 SF7や既存のさすまたと組み合わせて多く導入されています。
平塚市教育委員会では、市内の幼稚園・小学校・中学校45施設に、「不動 SF7」、「弁慶 SB224」を複数導入いただきました。
既存のU字型さすまたも有効活用できるよう、従来のさすまたと新たに導入した製品それぞれの使いかたや、より安全性が高まる各防犯製品の連携方法についてもレクチャーを実施いたしました。
製品の配備にとどまらず、既存の備品を含めた運用方法まで検討した導入事例です。
そのほかの小学校・中学校への防犯製品の導入事例の一部は、実績・事例ページにてご紹介しています。
ご不明な点やご相談などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

防犯製品の管理や設置場所についてもアドバイスいたします
佐野機工の納入実績では、大学において、「ケルベロス SC17」をメインに、「不動 SF7」や「弁慶 SB224」を組み合わせて導入するケースが多く見られます。
大学では、広い講義室やオープンスペースなど、壁のない場所での不審者対応も想定されます。また、教職員だけでなく、主に常駐する警備職員が防犯製品を使用するケースも考えられます。
そのため、製品ごとの特徴を踏まえ、施設内のさまざまな場所や対応場面に備えることが選定のポイントとなります。

不審者の動きを制限する
ケルベロス SC17は、不審者の身体に押し当てることで瞬間的に巻きつき、動きを制限する防犯製品です。
従来のU字型さすまたとは異なり、拘束後に不審者から離れることも可能です。壁のないオープンスペースでも不審者を取り押さえることが可能な設計が特徴です。
大学のキャンパス内の広い講義室や共用スペースなど、さまざまな環境での対応を想定し、導入するケースが多くあります。

不審者の体勢を崩す
不動 SF7は、ケルベロス SC17と共通の拘束機能を持ちながら小型化した形状で、手足の拘束に特化した防犯製品です。
不審者との距離を保ちながら体勢を崩し、動きを制限する仕様が特徴です。
ケルベロス SC17と連携して使用することで、不審者の動きの制限がにより強化され、対応時の安全性向上につながります。

不審者に隙をつくる
弁慶 SB224は、特殊なヘッド形状により、直感的な操作で不審者に隙をつくることができます。
自立するため、必要な場所に配置しやすいのも特徴。約950gと軽量かつ小型で、緊急時には手に持って走ることも容易です。
また、外観に威圧感がなく、日常に馴染む形で防犯製品を備えたい場合にも適していて、ケルベロス SC17や不動 SF7と組み合わせて多く導入されています。
広島大学では、大学キャンパス内の防犯対策として、「ケルベロス SC17」、「弁慶 SB224」を複数導入いただいています。
大学の防犯対策では、施設の広さや利用環境を踏まえ、複数の製品を組み合わせて備えることも選択肢の一つです。
状況に応じ防犯製品を連携しながら使用することを考慮した導入事例です。
そのほかの大学・専門学校などへの防犯製品の導入事例の一部は、実績・事例ページにてご紹介しています。
ご不明な点やご相談などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

キャンパスごとに導入する防犯製品が異なる場合もあります
学校の防犯製品を選ぶ際は、製品の特徴だけでなく、導入後の運用まで見据えて検討することが重要です。
① どこで使用するのか
教室、廊下、講義室、オープンスペースなど、施設の構造や広さを踏まえ、想定される対応場所を整理します。
② 誰が使用するのか
教職員や警備職員など、実際に製品を使用する人を想定します。使用する人の構成や、持ち運びやすさ、操作のしやすさも選定のポイントです。
③ 既存の防犯製品を活用・連携できるか
すでに配備されているさすまたなどを確認し、新たに必要な製品や組み合わせを検討します。
④ 予算と配備数をどう考えるか
施設全体の状況を踏まえ、必要な数量や設置場所、優先順位を整理します。予算に応じた段階的な導入も選択肢となります。
⑤ 導入後の講習・訓練をどう行うか
防犯製品を配備した後は、保管場所や使いかたを職員間で共有し、実際の対応を想定した講習・訓練を行うことが大切です。
防犯製品は、導入すること自体がゴールではありません。
緊急時に職員が適切に対応できるよう、製品の配備と運用体制をあわせて考えましょう。

導入後の運用をイメージしてみましょう
「自校に合った防犯製品がわからない」
「既存のさすまたを活用しながら、防犯体制を見直したい」
「製品の導入だけでなく、使いかたのレクチャーや不審者対応訓練まで相談したい」
こうした学校ごとの課題に対応するため、佐野機工では「学校・教育保育施設向け 防犯対策サポート」を提供しています。
教育委員会、学校、幼稚園、保育園、こども園などを対象に、施設ごとの課題やご要望をヒアリング。施設の構造、人員構成、既存の備品、予算などを踏まえ、防犯製品のコーディネートから導入後の講習・訓練まで、一貫してサポートします。
① 課題のヒアリング
施設の構造や人員構成、既存の備品、予算などを確認し、学校ごとの防犯課題を整理します。
② 防犯製品のコーディネート
「ケルベロス SC17」、「不動 SF7」、「弁慶 SB224」などの特徴を踏まえ、施設の状況やご要望に合わせた製品の選定・組み合わせをご提案します。来客対応などを想定し「バイン盾」をご提案することも。
③ 製品の使いかたレクチャー
導入した製品の特徴や使いかたを確認。既存のさすまたなども含め、施設内での運用を想定した使用方法をレクチャーします。
④ 防犯講習・不審者対応訓練
防犯の基礎知識や心構え、不審者との距離の取りかた、施設の状況に応じた対応訓練などを支援します。
製品の選定から、使いかたの共有、講習・訓練まで。佐野機工は、学校ごとの課題に向き合い、導入後の運用まで見据えた防犯対策をサポートします。

佐野機工がワンストップでサポートします
佐野機工の納入実績では、小学校・中学校では「不動 SF7」、「弁慶 SB224」を既存のさすまたと組み合わせた導入、大学では「ケルベロス SC17」、「不動 SF7」、「弁慶 SB224」を組み合わせた導入が多くみられます。
こうした導入傾向の背景には、施設の構造や使用する人、既存の備品など、それぞれの学校が抱える事情があります。こちらの記事では学校ごとの導入傾向をご紹介しましたが、小学校・中学校だから、大学だからと学校の種類で一括りにすることなく、「自校ではどうか?」という視点で考えることがポイントです。
防犯製品を選ぶ際は、製品の特徴だけでなく、実際の使用場面や導入後の運用まで含めて検討することが大切です。
佐野機工では、学校・教育保育施設ごとの課題を伺い、防犯アドバイザーが防犯製品のコーディネートから、使いかたのレクチャー、防犯講習・不審者対応訓練まで一貫してサポートしています。
学校の防犯対策や防犯製品の選定についてお悩みの際は、ぜひ佐野機工にご相談ください。

まずはご心配・お困りごとをご相談ください
お時間がありましたらこちらのコラムもご一読ください。
従来のU字型さすまたの弱点や、不審者対応の基本、防犯製品メーカーとしての開発ポリシーなどをまとめています。