開発こぼれ話

さすまたの弱点について(民間施設の防犯対策)

2022年1月20日

佐野機工ホームページをご覧くださり、ありがとうございます!

こちらの「開発こぼれ話」はその名の通り、佐野機工のものづくりに対する取り組みや
開発の様子など、製品ページだけでは伝えきれないウラ話をご紹介してまいります!

 

今回は佐野機工でも製造・販売を行っている「さすまた」について、深掘りしてお話したいと思います。

弊社のホームページへお越し頂くお客様の中でも、さすまた関連製品は特に多く閲覧頂いている印象です。

それだけ多くのお客様が、施設の防犯対策にお困りなのだと思います。

この記事では施設へ防犯器具の導入を検討されている方はもちろん、
既に刺又をお持ちの方、刺又の使用に不安がある方 皆さんにお読み頂ける内容をまとめました。

 

■このページでのご案内 -目次-
1. そもそも「さすまた」とは?
2. さすまた、使いこなせますか?
3. 万が一の不審者対応のために、民間施設が準備できることは?
4. 最適な防犯製品は、使用環境によって異なります
 
 
軽量刺又 民間施設の防犯器具
佐野機工オリジナル刺又

 

昨今多発している凶悪な事件。

福祉施設・幼児保育施設への不審者侵入など、現場の職員の方々や施設利用者をどのように守るかは喫緊の課題で、
施設危機管理担当の方からのお悩みの声も多く頂きます。

防犯カメラ等の設置と併せて、皆さんご検討されるのが刺又(さすまた)の導入です。
比較的手軽に入手できるため、身近な防犯器具ですよね。

 

 

そもそも「さすまた」とは?

学校や保育園、福祉施設、商業施設など、各種公共施設で最も身近な防犯器具といえばさすまたが思い浮かぶのではないでしょうか。

刺又・刺股・刺叉など書き方は様々ですが、全て同じU字型の先端金具と柄を持った防犯器具の事を指します。
先端で不審者を押さえて、自由を奪うように設計されています。

取り回しがよく、繰り返し使えることから、現在でも警察をはじめ民間の警備会社等でも主力の防犯器具として採用されています。
海外においても似た役割の防犯器具が普及していますが、元々は日本特有の防犯器具です。
制止力に欠ける反面、過剰に相手を傷つけないという日本独自の防犯への考え方が反映されていますね。

さすまた訓練 保育園にて こどもを守る

過剰に相手を傷つけないからこそ、これだけ民間施設に普及したとも言えます。

 

「さすまた、使いこなせますか?」

弊社はキャッチマスターProシリーズをはじめ、複数の製品を
警察現場の依頼を受け開発を行って参りました。(従来の防犯製品の改善開発)

その経緯もあり民間施設の危機管理担当の方からご相談を頂く事も多いのですが、「刺又の使い方に不安がある(技量面・本数など数量面)」というお悩みをお持ちの方が大変多いです。
おっしゃる通りで、不審者対応のプロである警察現場でも、刺又は複数用意し、大人数で不審者を押さえこむのが大前提で、
少ない人数で凶悪な不審者と対峙することは想定されていません。

さすまたは
 ■ コンパクトで省スペース
 ■ 比較的安価で入手しやすい
 ■ 丈夫で繰り返し使える
 ■ 相手を傷つける恐れが少ないため、訓練を実施しやすい
など、防犯製品として優れた面を沢山持っています。
特性を踏まえた上で配備すれば、本当に頼もしい防犯器具です。

一方で弱点や短所も持ち合わせています。

 ■ 使い方が難しく、腕力に頼る使い方が一般的
 →こどもに関わる施設や、病院・福祉施設などは女性の職員の方も多く、不向きです。
 →たとえ不審者を捕らえたとしても、抑え込み続けなければならないため、使用者が危険。
 →不審者側から力が込められやすい形状のため、先端を握られて振り回される恐れがあり危険。

 ■ 自立できないので、使用が想定される場所に常設するには工夫が必要
 →取り出しにくい場所にしまわれてしまっているケースも聞きます。

倉庫にしまわれるさすまた

定位置がなく物置等に置かれているケースも聞きます。非常に勿体ないので、ぜひ置き場は定期的に見直して頂きたいです。

 

また、施設規模を問わず刺又を1本しか導入していないケースもご相談たまわりますが、
不審者対応において1対1は厳禁です。

刺又に限らず、防犯製品は複数用意し、
できるだけ沢山の方が使いこなせるように、繰り返し訓練頂くことを推奨しております。

さすまた訓練

臨場感あふれるこちらの写真は、弊社製品を使用した社内の防犯訓練の様子です。使用者3名が、それぞれ「腕」「胴」「脚」を別々に押さえこんでいることが分かります。

 

 
 

万が一の不審者対応のために、民間施設が準備できることは?

万が一不審者が施設に侵入してきた場合、一番優先することはとにかく安全に逃げ切ることです。

民間施設様よりご相談を頂いた際には、まず安全に逃げる事を優先したシミュレーションを行っていただくようご案内をしております。
不審者が侵入した場合に備えて、避難の経路や手順を繰り返し見直し、皆さんで共有いただく事が大切だと考えます。

実際にあった民間施設への不審者侵入ニュースを取り上げ、自分たちの施設ならばどう対応するかをディスカッションして頂くのも効果的だと思います。
とにかく定期的に防犯対策についてお話しいただく機会を設け、防犯意識を高めて頂く事が最も手軽で、重要なポイントです。

防犯訓練実施ステッカーを掲示して頂いたり、ホームページなどで防犯に対する取り組みをPRして頂く事も、大きな抑止力になります。
(弊社では製品をご購入いただいたお客様向けに、防犯ステッカーのご注文も承っております。)

 

さすまた等を準備し備える事は危機管理上重要なことですが、実際に使用するのは最終手段です。

 

最適な防犯製品は、使用環境によって異なります

その上で、万万が一不審者と対峙しなければならなくなった場合を想定し、さすまた等防犯器具を配備し、訓練を行うことは平時にできる取り組みとして非常に大切です。

弊社では警察からの依頼を受けて開発された従来のさすまたの弱点を改善した新型の防犯器具を製造・販売しております。

中でもキャッチマスターProケルベロスや新型刺又「弁慶」などは
警察庁の行う資機材コンクールにて最高賞の「警察庁長官賞」を受賞し、実際に警察・各所官公庁でご活用頂いております。

 

それらの製品の中から、職員の皆さんの状況や、使用環境を伺った上で、使いこなしやすい防犯製品をご提案させて頂きます。

たとえば刺又は壁を利用して不審者を押さえこむ事に適していますので、
広いエントランスなど近くに壁がないスペースで使用するには不向きです。
さらに広いスペースだからこそ、離れた距離から対処できる製品が適しています。

弊社のラインナップでは「キャッチマスターProケルベロス」が、離れた距離から不審者を拘束できる防犯器具になります。

 

また、日ごろ警備訓練を行っていない一般の方では、腕力で不審者を倒す事は実質不可能。
不審者の体勢を崩す事に特化した防犯器具を使い、体勢の崩れた不審者を大勢で押さえこむ等、腕力以外で不審者の自由を奪う方法も、併せて検討した方が良いです。

弊社のラインナップですと、「キャッチマスターPro不動」が不審者の体勢を崩す事に特化しています。

このように、環境によって適した防犯器具は変わります。

弊社では従来の刺又以外にも、弊社独自の防犯製品も含めてご案内をさせて頂きます。

 

・女性が多いなど、軽量さを重視するか
・受付に設置するなど、スペースが限られている
・施設規模に応じて、どのくらいの防犯製品が必要か(数量や予算)
など、ご状況をお聞かせいただければ幸いです。

※ご予算・施設規模などご状況に応じて本数の組み合わせも提案させて頂きます。

 

お気軽にご相談ください

佐野機工ではお客様の状況をお伺いした上で、ご一緒に製品の選定を行って参ります。
繰り返しの営業などは行いませんので、お気軽にご相談ください。

また、製品の特性上アフターフォローが重要だと考えております。
ご購入後はオンラインを中心に、使用方法のレクチャー等の実施もご相談可能ですのでご活用ください。

 

※お問合せについてのお願い※

おかげさまで大変多くのお問い合わせを頂いております。
製品の安全特性上、下記にご留意頂きお問い合わせ頂けますと幸いです。

・法人のお客様のみに販売させて頂いております。
・御社名(施設名)、ご担当者様名を頂きましてからご案内させて頂いております。
・価格についてのご案内は原則正式なお見積り依頼を承ってからとさせて頂いております。
(警察をはじめ、官公庁にもご導入頂いている製品です。製品の特性をご理解頂き、最適な製品・数量をご一緒に検討頂きました上で、正式なお見積書を作成させて頂いております)

 

関連製品

製品ページでは、実際の製品の動画をご覧いただけます。

「警察庁長官賞受賞」従来の刺又の弱点を払拭する一撃必殺資機材

 

「警察庁長官賞受賞」脚を拘束して不審者の起き上がりを抑止

 

「警察庁長官賞受賞」軽量で力負けしにくい新型刺又